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角突きのミカタ

角突きをもっと深く見よう − 角突きの次第について

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第5回 緊張のほぐれる時 − 退場

さて、鼻を捉まれると、先ほどまでの興奮が嘘のように、牛はおとなしくなる。鼻を取った勢子は「鼻綱もち」から新しい鼻綱を受け取って結びなおし、これを曳き綱と結びつける。また、面綱がある場合はこれも付け直し、土俵入り時と同じ様相になってから、これを牛持ちに引き渡す。

曳き綱を受け取った牛持ちは、健闘を尽くした我が愛牛を称えてもらおうと、入場のときと同じように曳き綱を伸ばして、これを曳き回す。牛の優しい顔と牛持ちの満面の笑顔に、出場祝いの時や取組中とはまた違った緊張のほぐれた表情が浮かんでいることがわかると思う。力を尽くして戦った牛とこれをわが子のように育ててきた牛持ちに盛大な拍手を送って欲しい。

両牛ともに退場しようとする中で、再び勢子達は足早に溜場へ向かう。次の出場を待つ牛の出場祝いがすでに始まっているのである。一つの取組が終わろうとするなかで、また新しい取組が始まろうとしている。

(文責:渡邉敬逸)
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